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【3分でわかる】ルックバックのあらすじをネタバレありで簡単に解説!

この記事では、漫画『ルックバック』のあらすじを、3分でわかるように簡単に紹介していきます。

また『ルックバック』の結末や、登場人物についても解説していきます。

ネタバレを含む内容となっていますのでご注意ください。

目次

ルックバックのあらすじを簡単に解説【ネタバレあり】

猫先生

漫画『ルックバック』のあらすじを教えていくよ。

猫助手

よろしくお願いします。

小学生時代の藤野と京本

まず、物語は小学4年生の藤野から始まるんだ。藤野は学級新聞に4コマ漫画を描いていて、クラスメイトからも先生からも評判がよかったんだよ。ある日、先生から「隣のクラスの京本という子に1枠譲ってほしい」と頼まれるんだ。京本は不登校の子で、学校には来られないけど漫画を描きたいって言ってたんだって。

藤野は最初、自分の方が上手いだろうと高をくくっていたんだけど、京本の漫画を見てびっくり仰天!京本の絵の上手さに圧倒されちゃうんだ。それで藤野は必死に絵の練習を始めるんだけど、なかなか京本に追いつけない。

猫助手

藤野さんはなぜそこまで京本さんにこだわったのでしょうか?

藤野は自分の才能を信じていたから、同い年なのに自分より上手い子がいることが許せなかったんだ。負けず嫌いな性格もあって、必死に追いつこうとしたんだよ。

高校時代の二人の出会いと成長

さて、時は流れて小学校の卒業式。藤野は先生に頼まれて京本の家に卒業証書を届けに行くんだ。そこで初めて二人は出会うんだけど、驚いたことに京本は藤野の大ファンだったんだよ!

それをきっかけに二人は一緒に漫画を描き始めるんだ。藤野がネームを書いて、京本が背景を描く。そうやって二人で力を合わせて、13歳で漫画賞に入選しちゃうんだ。

猫助手

二人で描くことで、お互いの長所を生かせたんですね

藤野のストーリー力と京本の画力が合わさって、素晴らしい作品が生まれたんだ。二人は「藤野キョウ」というペンネームで活動を続けていくんだよ。

大人になってからの別れと悲劇

高校卒業間近、二人に連載のオファーが来るんだけど、ここで進路の違いが出てくるんだ。京本は美大に進学したいと言い出して、藤野は一人で連載を始めることになるんだよ。

そして悲しいことに、京本が通っていた大学で悲惨な事件が起きてしまう。京本は犠牲になってしまうんだ。

猫助手

なんて悲しい展開なんでしょう。藤野さんはどう反応したんですか?

藤野はすごくショックを受けて、自分が京本を外の世界に連れ出したから悲劇が起きたんじゃないかって後悔するんだ。でも、最後には京本との思い出を大切にすることを決意するんだよ7

『ルックバック』あらすじまとめ

猫先生

漫画『ルックバック』のあらすじをまとめるね。

この物語は、二人の少女が漫画を通じて成長し、友情を育む様子を描いているんだ。藤野と京本、二人の才能が出会い、互いに刺激し合って成長していく。でも同時に、人生の予測不可能さや、才能を伸ばすことの喜びと悲しみも描かれているんだ。

最後に藤野は、過去を振り返って後悔するのではなく、京本との思い出を大切にしながら前を向いて歩んでいく決意をする。これが「ルックバック」というタイトルの意味なんだよ。

結局のところ、この物語は創作することの意味や、人との出会いがいかに人生を変えるかを教えてくれる、深い作品なんだ。

ルックバックの結末を解説【ネタバレあり】

猫先生

漫画『ルックバック』の結末を教えていくよ。

物語の終盤、京本が通っていた美大で悲惨な事件が起きてしまうんだ。京本は不審者に襲われて命を落としてしまう。藤野はこの出来事にショックを受けて、自分が京本を外の世界に連れ出したせいだと自責の念にかられるんだ。

そこで藤野は、京本を部屋から出すきっかけとなった4コマ漫画を破り捨てるんだけど、そこから不思議なことが起こるんだ。藤野と京本が出会わなかった別の世界線が描かれるんだよ。

猫助手

別の世界線というのはどういう意味なんでしょうか?

これは現実とは異なる、もしかしたらあり得たかもしれない世界のことを指すんだ。この世界では、藤野は漫画家にならず空手を続けていて、京本は藤野と出会わずに美大に進学している。そして、事件の日に藤野が京本を救うという展開になるんだ。

この別の世界線の京本が描いた4コマ漫画が、元の世界線の藤野のもとに届くんだ。その漫画には、藤野が京本を救う姿が描かれていて、「背中を見て」というメッセージが込められているんだ。

猫助手

なぜ『背中を見て』というメッセージだったんでしょうか?

それはね、二人の関係性を表しているんだよ。お互いに背中で支え合う、本当の絆を意味しているんだ。藤野は京本の部屋に入り、自分の漫画のファングッズや読者アンケートを見つける。京本が亡くなった後も、ずっと藤野のことを応援し続けていたことを知るんだ。

最後に藤野は、京本との思い出を大切にしながら、前を向いて漫画を描き続けることを決意するんだ。エンディングでは、藤野が仕事場で漫画を描いている後ろ姿が映し出されるよ。

猫助手

京本さんとの絆が、藤野さんを前に進ませる力になったんですね。

ルックバックの3つの見所

猫先生

漫画『ルックバック』の見どころを3つ教えていくよ。

1. 二人の才能が交差する物語展開

まず一つ目の見どころは、藤野と京本という二人の才能ある少女の出会いと成長だね。小学4年生の藤野は学級新聞で4コマ漫画を描いて自信満々だったんだけど、不登校の京本の絵を見てショックを受けるんだ。でも、そこから必死に絵の練習を始める藤野の姿がすごく印象的なんだよ。

二人は卒業式の日に初めて出会って、お互いの才能を認め合うんだ。そこから二人で力を合わせて漫画を描き始めて、13歳で漫画賞に入選しちゃうんだよ。藤野のストーリー力と京本の画力が合わさって、素晴らしい作品が生まれていく過程がとても魅力的なんだ。

猫助手

二人の才能が出会うことで、新しい可能性が生まれたんですね

そうだね。才能というのは、時に他の才能と出会うことで、より大きな力を発揮することがあるんだよ。

2. 予想外の展開と構成の巧みさ

二つ目の見どころは、物語の中盤以降に起こる予想外の展開と、その構成の巧みさだね。高校卒業間近、二人に連載のオファーが来るんだけど、京本が美大に進学したいと言い出して、藤野は一人で連載を始めることになるんだ。そして悲しいことに、京本が通っていた大学で悲惨な事件が起きて、京本が犠牲になってしまうんだよ。

ここから物語は一気に展開して、藤野と京本が出会わなかった別の世界線が描かれるんだ。この展開は読者を驚かせると同時に、深い感動を呼ぶんだよ。

猫助手

別の世界線というのが気になります

うん、この展開が『ルックバック』の魅力の一つなんだ。読者の予想を裏切りながら、深い感動を与えるんだよ。

3. 「背中を見て」というメッセージの深い意味

三つ目の見どころは、「背中を見て」というメッセージに込められた深い意味だね。別の世界線の京本が描いた4コマ漫画が、元の世界線の藤野のもとに届くんだ。その漫画には、藤野が京本を救う姿が描かれていて、「背中を見て」というメッセージが込められているんだよ。これは二人の関係性を表していて、お互いに背中で支え合う、本当の絆を意味しているんだ。

最後に藤野は、京本との思い出を大切にしながら、前を向いて漫画を描き続けることを決意するんだよ。

猫助手

『背中を見て』というメッセージには、深い意味があったんですね

そうだね。このメッセージは、二人の関係性だけでなく、創作することの意味や、人との出会いがいかに人生を変えるかを教えてくれる、深いメッセージなんだよ。

ルックバックの登場人物を紹介

漫画『ルックバック』の主要登場人物の紹介です。

登場人物紹介
藤野歩物語の主人公。小学4年生から漫画を描き始め、京本との出会いをきっかけに本格的に絵の勉強を始める。後に京本と「藤野キョウ」というコンビを組み、共同で漫画を描く。高校卒業後、プロの漫画家として成功するが、京本の死後、自責の念に苛まれる。
京本藤野の同級生で不登校の少女。圧倒的な画力を持ち、藤野の漫画のファン。藤野と出会い、共に漫画を描くようになる。高校卒業後、美術大学に進学するが、不審者の襲撃により命を落とす。
教師藤野に京本の漫画を学年新聞に掲載するよう依頼し、二人の出会いのきっかけを作る。
よっしー藤野の友人の一人。詳細は不明。
ミホリン藤野の友人の一人。詳細は不明。
不審者2016年1月10日に美術大学に侵入し、12人の学生を殺害した人物。京本はその最初の犠牲者となる。
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